転職をする、しないに関わらず、ITエンジニアが自分の市場価値を知っておくのは大切なことです。
- 市場価値よりも待遇が良ければその場所で働き続ける
- ほぼ市場価値の通りなら将来のキャリアパスを考えて仕事を選ぶ
- 市場価値より待遇が悪ければ転職や独立を考える
自分の市場価値は、こういった判断の材料になります。
では、自分の市場価値を調べるためにはどうすれば良いでしょうか。
SESの会社で働いているなら自分の契約単価をしるとか、思い切って転職エージェントと連絡をとって他社と話をしてみるなど、色々方法はあります。
そういった選択肢の1つとして、この記事では転職ドラフト を取り上げようと思います。
私も自分の市場価値を調べるための手段として登録して見ました。その結果、よーく自分の市場価値を理解することができたように思います。
転職ドラフト に登録するとアマゾンギフト3000円などのプレゼントが貰える友達紹介コード「VJHW」もありますので、自分を知る手段の1つとしてぜひ利用してみてください。(なお、友達紹介コードを使ってのプレゼントが貰えるまでは1ヶ月から2ヶ月位かかります。結構遅いんです・・・)
転職ドラフトの概要
転職ドラフト は株式会社リブセンスが運営する転職サービスです。求職者は無料で利用できます。
一般的な求人サイトや転職エージェントと異なり、以下のようなフローでの転職を行います。
- 転職ドラフトに登録して、「野望」(短めの個人目標)とか「年収評価シート」(詳細なスキルシート)など、必要なレジュメを記載する
- 転職ドラフトチームがレジュメを審査し、登録者の是非を決める。レジュメの記述内容がNGとなった場合でも、問題点を指摘してくれるので再提出が可能
- 登録したレジュメをもとに、転職ドラフトに参加した各企業が年収提示込みのオファーをしてくる
- オファーの内容に合意できたら、晴れて転職成功
多くの転職サイトでは求人者が企業に対してオファーすることが多いですが、転職ドラフトでは登録内容をもとに企業から求職者にオファーが来ます。
年中オファーが来るわけではなく、月に1回決まった期間にドラフトを行いその期間だけオファーが来る仕組みです。
参考までに、2021年11月回では最低金額420万円、最高金額1500万円、平均金額696万円でした。
私の場合どうだったか
私も実際に2回ほど転職ドラフト に参加しました。(2021年10月回と2021年11月回)
私の経歴
簡単に転職ドラフト参加時点での私の経歴を説明しておくと、
- 年齢は44歳、最終学歴は大学院
- 大学院卒業後3年SES勤務→15年以上病気でブランク→現役復帰して1年勤務
- 主にJavaを使ったWebアプリケーションの開発を行う
- TypeScriptでReactやNode.jsなどを触った経験もあり
- 一応AWSでのインフラ周りも行える
こんな感じです。
また、おそらくいちばん重要であろう「年収評価シート」(詳細なスキルシート)には、以下の内容を書いておきました。
- Spring Bootを用いたWebアプリケーションの開発経験。技術リーダーとして従事。途中ReactやNode.jsでの開発も行う(全文で1855文字)
- ReactとNode.jsで簡単な社内システムを開発(全文で1638文字)
- Speing Boot、Vueを用いたプロジェクトの保守作業とコードレビューなど(全文で1651文字)
プロジェクトの説明に800文字以上書いているとオファー数が増えるとのことだったので、どのプロジェクトも平均よりはしっかりと説明できていたと思います。
転職ドラフトでの結果
このようなレジュメを作成して2回参加した結果、どうだったかというと・・・オファーは全くありませんでした。
2021年10月回では2社、2021年11月回では1社が検討中になっていたので、箸にも棒にも引っかからなかったわけではいみたいです。しかし、私のような経歴とスキルだとオファーは来ません。
直接企業に話を聞けたわけではないので推測ですが、年齢が高いこと、ブランクが長いことなどが足を引っ張ったのだとおもいます。
ブランクがなく私と同じ経歴を持った30歳のエンジニアなら、おそらくどこかからオファーがあったのではないでしょうか。
転職ドラフトに向いていない人
私が転職ドラフト に参加したことから感じた転職ドラフトに向いていない人は、このような人たちです。
- 経歴がきれいでない人。私のようにブランクがあるとかなり不利になると思われます。
- 良い経験を積めていない人。企業は「年収評価シート」(詳細なスキルシート)を見てオファーを決めています。業務経歴がテスターとかサーバ監視だけなどの場合、評価してもらうのは難しいです。
- 文章が下手な人。同じ経歴でも「年収評価シート」の書き方で評価は大きく変わります。自分を売り込める文章がかけない人はスキル通りの評価をしてもらえません。
ただ、仮にこれらに当てはまってしまいオファーがもらえなかったとしても、市場価値が「オファーがもらえない」程度しかないことはわかります。
どうせ無料なので、「年収評価シート」(詳細なスキルシート)の添削目的に登録するのはありでしょう。
転職ドラフトに向いている人
逆に転職ドラフト に向いている人はこんな人達です。
- 良い経歴を持っている人。若くてモダンなフレームワークでの開発経験が豊富だったりすると、経験2年でも500万円とか600万円とのオファーがあったりします。
- 若い人。同じ経歴であれば若い人が優先される傾向にありそうです。
- 自分の強みを文章化できる人。すべての文章で判断されるので、IT関係のスキルだけでなく文章スキルも必要とされます
若くて良い経歴を持っていて自分の強みをアピールできる人が向いているという、当たり前じゃないかという結論になってしまいました。
これらに当てはまる人は、積極的に転職ドラフトを利用しましょう。自分の市場価値の高さを確認できますし、気に入った会社からオファーがあったらそのまま転職しても良いでしょう。
まとめ:市場価値を確かめるために転職ドラフトを利用しよう
転職ドラフト は私のようにブランクがあるなど、経歴が良くない人が使うのは向いていないサービスです。そもそもオファーがなく、面接までたどり着けません。
一方、若くて良い経歴を持っており文章が苦手でない人にとっては、高いオファーを狙える良いサービスになります。
ただ、仮にオファーがなくても
- 自分の市場価値を知ることができる
- 「年収評価シート」(詳細なスキルシート)の添削はしてもらえる
というメリットはあるので、まずは登録してみるのも悪くないはず。
たとえオファーが来ないような私のような経歴でも審査自体は通るので、友達紹介コード「VJHW」をつかえばアマゾンギフト3000円分はもらえます。
自分の市場価値を知るため、そして仮に良いオファーがあったら転職を考えるためにも、転職ドラフト を無料で利用してみましょう。
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