【寄稿】エンジニアのキャリアの考え方について

雑記
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はじめまして。

弊社ではITエンジニアのキャリアアップを支援するサービス「IT Concepts Japan」の運営をメインに、エンジニア向けの教育事業を展開しております。

IT資格試験の対策教材をサイト限定価格で提供しています。ご興味のある方は覗いてみてください。

さて、私が行う事業の一つに、「キャリア支援」があります。

私は「国家資格キャリアコンサルタント」という資格を持っており、学生の就職活動支援やITエンジニアのキャリアプラン設計を行ってきました。

その中で、ITエンジニアの方からの最も相談の多かったテーマについて、お話しいたします。

今後、エンジニアのキャリアをどう描くべきかわからない・・・。

ITの現場にいるエンジニアの方からは、「今後のキャリアの描き方に対する不安」について、ご相談いただく機会が多々あります。

具体的には、

  • 「今の案件でスキルアップしている感覚がなく、このままじゃ不安」
  • 「エンジニアの上司に、こうなりたいというロールモデルがいない」

といったトピックでキャリア相談を受けてきました。

そもそも、なぜ人はキャリアで悩むのか?

そもそもの話ですが、人がなぜキャリアで悩むのか?について、キャリア論の切り口から説明させていただきます。

キャリアについて考えるとき、理想的な状態は「過去・現在・未来が一貫していることを実感できている状態」です。過去への適切な動機づけを行えていることと、目指すべき未来が明確であることにより、現在の仕事に対する活力を得ることができます。

イメージとしては、過去と未来から現在が応援されている、というような感じです。

そして、我々キャリアコンサルティングの目的は、相談者の「現在」に活力を見出すことになります。

VUCA時代に適応したキャリア論:プロティアン・キャリア

さて、近年はAIをはじめとしたテクノロジーの発展や日本経済の状況変化に伴い、従来の「1社定年型」のキャリア形成を描くことは、ごく少数となってきました。世にいうVUCA時代です。

変化の激しい現代に適応したキャリア論として「プロティアン・キャリア」が唱えられています。

プロティアンキャリアの大きな特徴は以下です。

  • 企業ではなく、個人がキャリアの主体
  • 組織での成功ではなく、個人の成功にフォーカス
  • 10年単位のキャリア形成ではなく、1年単位のキャリア形成にフォーカス

要は、「個人のスキルや志向に沿ったキャリア形成を、短期的なスパンで動機付けを行う」という考え方です。

詳しくは、以下URLよりご確認下さい。

一般社団法人プロティアン・キャリア協会 - 一般社団法人プロティアン・キャリア協会

ITエンジニアが後悔のないキャリアを描くために重要な3つのこと

話を戻して、ITエンジニアのキャリアについて考えます。

ITエンジニアが理想的なキャリアを描くために重要なことは、大きく3点あります。

それぞれ、説明していきます。

1. 「オペレーター」ではなく「エンジニア」として働く

簡単に言うと、言われたことをそのままこなす作業者ではなく、技術者として仕事に向き合う、ということです。

失敗することを恐れて上司の指示通りに動くだけや、自分の組んでいるプログラムに対して意味も分からないままでいるのは、確かにその時は楽です。

でも、その選択でキャリア形成で苦しむのは、紛れもなく自分自身です。

ITエンジニアとしての矜持をもち、プロフェッショナルの観点から仕事に向き合うメンタリティーを持ちましょう。

2. 自分の市場価値を相対的に理解する

ITエンジニアの方は、転職の移行の有無に関わらず、転職サイトに登録しておくことをオススメしてます。

プロティアン・キャリアをITエンジニアに落とし込むと、大切なのは「企業の中でのポジション」ではなく、「自分自身のスキルセット」となります。

技術経歴書を書くことで、自分の過去の棚卸を行うことができます。転職サイトによるオファー額で、自分自身のスキルセットでの市場価値を測ることができます。

私も土谷さんも使っているテックビズフリーランスリクルートエージェントなどの転職・フリーランスエンジニアパートナーサイトは登録も簡単です。

私が知る限り、無理な勧誘もないため、「とりあえず」という気持ちでも登録しておくと良いかと思います。

3. エンジニアのキャリアパスを知る

私が知る限り、ITエンジニアが行き着くキャリアパスは大きく4つに分かれます。

  1. コンサルタント
  2. プロジェクト/プロダクトマネージャー
  3. スペシャリスト
  4. 個人事業主(フリーランスエンジニア)

一概には言えませんが、上に行くほどコミュニケーション能力、顧客折衝能力が求められ、下に行くほど技術力が求められる傾向にあります。

業務内容を手っ取り早く知るには、実際に実務に携わる方に聞くに限ります。MENTAなどの場を活用し、興味のある業務のイメージアップしていきましょう。

また、「自分にどの資質があるのか?」を理解するためには、いくつかのアセスメントツールを活用するのが良いかと思われます。

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さいごに

「1社定年型」のキャリア形成を築くことが難しくなった近年、自分の働き方を決めるのは自分しかいない、という状況になりました。

これは残酷だ、と捉えられる一方で、会社に縛られない、つまり自由になったと考えることもできます。

  • 過去・現在・未来が一貫していること
  • ITエンジニアとしての矜持をもって仕事に取り組むこと
  • 仕事、業界について、自分について理解を深めること

これらが、自分のキャリアをより良いものにしていくために大切ではないが、と考えています。

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