2021年12月28日に、救急車で運ばれるという経験をしました。
幸い大したことなかったのですが、救急車を呼ぶような状態になったり、それなりの費用がかかったりとあんまりいい思い出にはなっていません。
とはいえ、普通の人は救急車に乗ることなどそうそうないでしょうから、珍しい体験であったことは確かです。
せめてもの抵抗として、ブログのネタにしようと思います。
救急車に運ばれるまで
私が救急車で運ばれる羽目になったのは、2021年12月28日19時ごろです。
救急車を駅員さんに呼んでもらうまで
その日は久しぶりの出勤をしていました。いつもはテレワークだったのですが、参画していたプロジェクトを12月いっぱいで離任することになっていたため、PCを返しに趣向先の企業に行く必要があったのです。
仕事が終わり、離任の挨拶をして帰路につくまでは特に問題がありませんでした。
しかし、自宅最寄り駅まであと5分くらいのところで急に目の前が真っ暗になり立っていられないという症状に襲われます。
慌てて電車を降りて駅のホームのベンチで横になったのですが、めまいと吐き気で起き上がれない状態になってしまいました。
そこを駅員さんに発見してもらい、救急車を呼んだほうが良いのではないかと声をかけられたので、ちょっと躊躇しつつお願いすることに。
駅員室で待機後、救急車に車椅子で運ばれる
駅員さんに救急車を呼んでもらった後、肩をお借りして駅員室まで運んでもらいました。
電車を降りた直後は立ち上がるのは無理だったと思いますが、少し横になったので若干回復していたのだと思います。
数分待っていると、救急車のサイレンが聞こえてきました。
駅員さんが救急隊員を出迎えたようで、駅員室まで案内してくれました。
人数は多分6人位いました。救急へ連絡した際は駅構内だったため、全く歩けない可能性を考慮して人数多めに準備してくれていたのだと思います。
駅員室から救急車までは、駅に備え付けてあった車椅子で運んでもらいました。救急車が来た段階では短い距離なら歩けるくらいに回復していたと思うのですが、大事を取って車椅子を利用したみたいです。
救急隊員に車椅子を押してもらって、エレベーターで救急車まで連れて行ってもらいました。
PASMOを改札で使いそこねたなぁとエレベーターの中でぼんやり考えていたのを覚えています。
救急車近くまで車椅子で運んでもらい、担架に乗り換えて救急車の中まで運んでもらいました。
救急隊員が6人位いたと書きましたが、一部の人は消防車で来ていたみたいです。近くに止まっていました。
救急車の中の様子
救急車の方に残った人は搬送のときにいた6人から半減して3人になっていました。おそらく残りの人はまた別の任務についたのでしょう。
救急車の中に入ると、なんだかいろいろと検査の器具を取り付けられました。心拍数とか血中酸素濃度みたいのを測っていたのだと思います。
それ以外にも目に光を当てたり直接脈を測ったりされました。目が白いといっていた気がします。
私が寝かされたベッドというか担架は結構固くて、運ばれている最中少し腰が痛かったです。
救急車の中に入ってすぐ、救急隊員の人が病院に連絡をとっていました。どうもその日の担当病院というのがあるらしく、私の場合は内科の救急担当病院への連絡だったみたいです。
たまに病院が決まらなくてたらい回しにされるという話も聞きますが、私の場合は最初の病院で話が付きました。おそらくそんなに重篤な症状ではなかったので速やかに決まったのでしょう。
病院が決まった後はサイレンを鳴らして移動です。移動している間に家族との連絡を勧められました。最初はLINEで連絡していたのですが、私の家族がまだるっこしく思ったのか結局電話することに。
もし私が重篤な状態なら病院まで来るように伝える事になったのでしょうけど、私の場合はそこまでではなかったので、救急搬送されることと行き先の病院だけ伝えました。
その後、救急隊員の人と家族も少し話していたようです。あんまり内容は覚えていませんが、救急隊員の人が名乗って、状況を簡単に説明していたような気がします。
移動中、一時期心拍数が下がって心配されたりしましたが10分位で病院につきました。
そういえば、ほとんど一人の救急隊員としか話さなかった気がします。かなり明るい話し方をされる人でした。おそらく意図的に明るく話をしていたのだと思います。病人に気を使わせないためでしょう。
救急搬送された病院での治療
病院についたら救急隊員に病院のベッドまで運んでもらいました。お礼を言いたかったのですが、すぐに返ってしまったので言えずじまい。運び終えた人より次の救急搬送が必要な人への対応の方が重要だからこれは仕方ないと思います。
ベッドに付いたらすぐにお医者さんが症状の確認に来ました。合わせていろいろな検査器具も装着。
診察内容は救急車の中でと同じく目に光を当てられたり、手や足を言われる通り動かしたりなどしました。
診察の結果は、自律神経の乱れが原因のようでした。学校の朝礼とかで倒れる学生と似たようなものらしいです。久しぶりの通勤での疲れや、水分の摂取が不足していたことなどが原因らしいとのこと。
病院での治療内容は点滴で水分補給およびめまいや吐き気の薬の投入。
1時間位かけてずっと点滴していました。
病院のベッドも固くて、途中腰が痛かったです。点滴中はもぞもぞ体を動かしてなんとかごまかしていました。
点滴が終わったら、ゆっくりと立ち上がって歩行できることを確認。大丈夫そうということでそのまま帰宅を許されました。
救急搬送された結果かかった費用
救急車の利用にはお金はかかりません。しかし、搬送先の病院では結構お金がかかります。
領収書を見たところ、救急搬送への対応と時間外診療という項目だけで1000ポイント(保険3割負担で3000円)となっていました。
その他、点滴など治療も含めて病院への支払いは8780円でした。普通に昼間に外来で同じ治療を受ける場合は、半額以下で済むのではないでしょうか。
更に、搬送された病院が辺鄙な場所にあり、かつ駅へのシャトルバスの最終便はすでに行ってしまったため、自宅へはタクシーで帰ることになりました。こちらは2600円。
- 保険が効いた上での病院への支払い:8780円
- 自宅へのタクシー代:2600円
今回の救急車利用で合計11380円かかりました。
たまにタクシー代わりに救急車を利用する不届き者がいるようですが、少なくとも金銭的には普通に病院に行ったほうが安いです。救急医療費もかかりませんし、自宅近くの病院を選べます。
救急車を使ってしまうと、どの病院に行くのか選べませんし余計な費用もかかります。救急車が無料でもそれ以外で通常以上に費用がかかってしまうことは覚えておくべきです。
まとめ:急病になっても慌てないようにしましょう
今回の反省点として、すぐに救急車を呼んでしまったことがあります。急な体調悪化で慌てていたから仕方ない面もあったと思うのですが、一度救急安心センターに連絡して相談するべきだったと思っています。
救急安心センターは電話番号#7119でつながる医療相談を行う窓口です。日本全国をカバーしているわけではないのですが、私が救急車を呼んだ地域はつながる場所でした。
まずは#7119に連絡して、それから必要ということになったら救急車を呼ぶという流れのほうがおそらく正しかったです。私のケースは多分無駄な救急搬送でした。病院にいた時間も1時間半くらいでしたし。
貴重な体験だったとは思いますが、不要な負担を救急隊員にかけてしまったなぁという反省のほうが大きいです。
そもそもの体調悪化、ベッドが固くで腰が痛かったこと、救急隊員や家族に迷惑をかけたことなど、どれも次の機会がないことを祈りたいものです。
コメント